君のハートにラブズッキュン!





「終了でーす」




ドアが開き、係員の人がドアを開ける。

津田くんはサッサと1人で降りていくから、あたしも取り残されないように急いで降りた。


2.3段しかない階段を降りれば、そこにはニコニコの雛と孝太くん。

そんな2人の所に向かいながら、あたしもニコニコ笑顔を見せる。




「付き合っちゃった!」

『はあ!?』




てへ、と笑うあたしに驚いた顔をする2人。

隣にいる津田くんを見てみれば、あたしとは逆の方を向いていた。




「津田あんな嫌がってたじゃん!」

「何で付き合ったの!?」




2人が質問攻めするのに対して、"別に"とか"なんとなく"とか適当に答える津田くん。




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