君のハートにラブズッキュン!





「まあともあれよかったね!」




"雛達のお陰だよ!"なんていうと雛は否定する。


雛が2人きりにさせてくれたからだよ!




「じゃあもうバス来るはずだし、出ますかっ」




孝太くんの言葉を合図に、あたし達はバス停に向かって歩く。

もちろん雛と孝太くんが前で、あたしと津田くんは後ろ。


前の2人は楽しそうに話してるのに、あたし達は無言。




「津田くん」

「あ?」




あたしが声をかければこの通り。

付き合うってことになってから、冷たさアップしたんですけど。



なんでなの。

嫌々付き合うんだったら、付き合ってくれない方が全然いいのに。


第一、あんな嫌がってたのに付き合うとか、おかしい……。

津田くんのちゃんとした意思で付き合ってもらわなきゃ意味ないのに。





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