君のハートにラブズッキュン!





「なるなるなるなる絶対に!」




あたしがそう言うと、石井くんはフフッと笑った。


またそんな笑顔にもキュンときてるあたし。




「どーしよ……待ってられるかなあ……」

「相原さんなら大丈夫。ずっと俺のこと好きでいてよ?」




そう言うと石井くんはあたしの頬に流れる涙を拭いて、優しく抱き締めな。

その瞬間にあたしの目から再び流れでようした涙が一気に引っ込んだ。


ん?




「ドキドキしない。」

「え?」

「あ、何でもない」




あたしのドキドキは何処へ行った!?


一番ドキドキする所なのに、全くドキドキしないんですけど!




「じゃあ、来年ね?」




ぽんぽんと頭を撫でられる。

その手をあたしの頭から離し"ばいばい"と手を振って、あたしのために廊下まで出てきてくれた石井くんは教室に戻ってしまった。



あれ、なんか離れるっていうのに全然悲しくないんですけど?







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