君のハートにラブズッキュン!
「津田くん……」
SHR中だからって関係ないもん。
小さな声で呼んだら、机にうつ伏せになっていた津田くんは首だけこちらに向けた。
それもちょっと嫌な顔しながら。
「ごめんね?言っちゃだめだった……?」
どうしよう、津田くんに嫌われちゃったら!
まさかこんなに大事になるとは思いもしなかったもん!
少し間が空いた後、津田くんは小さく首を振った。
「お前と付き合えばこうなるって分かってたし。いずれバレんだろ。だたみんなに色々聞かれて疲れただけ。」
"だから大丈夫"そう付け加えてから津田くんは、今まで伏せていた体を起こして背もたれに沿うようにして座った。
よかったあ……
別に怒ってたりしたわけじゃなかったんだ!
心配して損したよ!
……や、別に損はしてないか。