君のハートにラブズッキュン!





「お前付き合ってんだから、一緒に食うくらいいいじゃん!」

「あいつと食ってたら注目浴びるからやだ」

「それも承知の上で付き合ったんだろ?俺だって雛と食いたいから丁度いいだろ」




津田くんと孝太くんの会話は丸聞こえ。


注目浴びるって、あたし声大きいから?!

確かに今普通に津田くんを呼んだだけなのにみんな振り向いてきたし……。

声、小さくすればいいんだよねっ?




「津田くん、あの……あたし声大きいなら小さくするよっ。だから注目は浴びないとように気を付ける!」




よし、ちゃんと小さな声で言った!


あたしが真剣に考えて言ったのにも関わらずバカにしたように笑う孝太くんと雛。

重要な津田くんはキョトンとした顔をしている。


あれ?

あたしおかしいこと言った?




「ほら、注目浴びないようにするって言ってるよ?」

「声小さくするとかそういう問題じゃないんだけど……」

「まあまあ、いいじゃん、なあ?」





津田くんは“わかったよ“と少し困った顔して笑った。


やった!

津田くんとご飯!





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