逢いたい               ~君ト私ノ切ナイ遠距離恋愛~

ほったらかしにしてしまった
友達の着信を思いだし、電話をかけなおす

その友達・・・
いや親友とも言える子かもしれない

その親友は先輩の親友に片思いをしている

だから、ダブルデートも何回かした。


「・・・・もしもし、菜月?」

できるだけ泣いていることを気づかれないようにしたい


『もしもしっ!もー、ニーナってば電話したのにでないんだもん!』

「あ、ごめんーっ」


電話越しに聞こえる菜月の元気な声、

それが今はちょっと虚しくなったりしてしまう


『・・・ニーナ、何かあったの?』

突然の菜月からの問い、驚いた

でも、それと同時に嬉しかった

中学からの親友の菜月には話を聞いてもらいたかった


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