逢いたい               ~君ト私ノ切ナイ遠距離恋愛~

菜月との電話を切り、私は時間が過ぎていっていることに気づいた。

慌てて時計を見るともう9時に差し掛かろうとしていた時計の針。


今日が休日で本当によかった・・・

もし学校でもあれば間違えなく遅刻だし、目の腫れたこんな顔で学校には行けない


とりあえず私は昨日の服のままだったため、お風呂に入って簡単な部屋着に着替えた


私は、着替えている時もお風呂に入っている時も・・・


頭の中は翠先輩でいっぱいだった


ふと見た携帯・・・

電話帳の中には未だに先輩のアドレスが入っている


でも・・・ごめん、菜月

まだ怖いんだ、


そして、私は携帯から目を反らした。

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