逢いたい ~君ト私ノ切ナイ遠距離恋愛~
結局、菜月も蓮もいないくなり私は独りで帰ることにした。
帰りの電車のなか、私は先輩にメールを返信していた。
[楽しそうですね!私も菜月と遊んでました♪
途中で菜月はいなくなりましたが♪]
~~♪
[なるほど!どうりで今日啓太がツレないんだ!]
「フフッ」
周りに気づかれないように、静かに微笑む。
だって、普通の人なら菜月がいなくなったって書けば絶対心配するのに…
先輩ならちゃんと分かってくれている。
それがとっても嬉しい、
私も、先輩のメールの文で
先輩の顔が浮かぶ。
なんだか離れていても隣にいるみたいだ。