逢いたい ~君ト私ノ切ナイ遠距離恋愛~
「蓮と2組のニーナが付き合ってるって!」
「あのハーフと蓮が!?」
「ニーナと3組の蓮がデキてるって!」
「マジかよぉ、、、」
誰が言ったのか、噂はすぐに広まった。
でも蓮といれば、そんなこと気にしなかった。
気にしてなんかいればすぐに折れてしまう。
もちろん私と蓮は登下校も一緒にしていた。
「ン…れ…ん」
誰もいない夕方のコンクリートの道
蓮は私の体に覆いかぶさり、
深く長いキスをした。
それが愛があるなんて
昔も今も分らなかったけど
それでも、その時はそれだけで
全てを忘れてしまうほどだった。