逢いたい               ~君ト私ノ切ナイ遠距離恋愛~

やっぱり菜月にはバレてしまう

「・・・最近は、メールとかも減っちゃってさ」


最近、先輩の大学は文化祭の準備で忙しいらしい

しょうがないことだけど、電話もメールも減って少しだけ寂しい


「ニーナ・・・」

うつむいて、ため息をつく私



「・・・・・よし!決めた!」

急に立ちあがったと思えば大きな声を出す菜月

「ちょっ?なに・・・」

慌てて興奮する菜月をなだめる私

「行くんだよ!東京!」


へ?


「翠先輩に会いに行くのっ!」


そう言ってにこにこ笑う菜月、、、

私の頭の中は真っ白だった。
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