あふれる想い
練習を積み重ね体育祭当日。

「菜摘!美佳ちゃん!」

「あっ!涼!」

「いよいよだね。」

と緊張気味の浩介。

「うん私第一走者。。。」

と私。そう私は第一走者なのだ。

「位置について。よーい。どん!」

の掛け声でスタート!

いい走りだしだった。

ゴールまで10mのところで2年4組の江藤蘭先輩に抜かれた!

けどラストスパートで見事優勝!

「美佳ちゃん!よくやった!これで1年優勝確実だな!」

「うん。。。ありがと。。。浩介くんも。。。頑張って!」

「おう!」

「これから学年対抗障害物レースが開催されます。出場選手はただちにスタート地点にお
立ちください。」

「いってくるわ!」

「行ってきまーす!」

と言い菜摘と涼が走ってった。

「あれ?ひと学年男女一人ずつだったっけ?」

「おう。女子は女子で男子は男子で順位を付けて合計が障害物レースの点数になるん
だ。」

「へぇ~。」

「位置について。よーい。どん!」

菜摘と涼が走り出した、網をくぐり、風船を割り、

パン食いしたりして。

無事終了。

菜摘が女子の中で1位。

涼が2位に終わった。

今のところうちの学年が総合1位だ。

「おつかれ~!」

「疲れたねぇ~。涼。」

「おう。菜摘も1位おめでとう。

「ありがとう。」

ちょうど水分補給しているときアナウンスが入った。

「続いては学年対抗借り物競走です。出場選手はスタート地点にお立ちください。」

「俺行ってくるわ。」

「浩介がんばっ!」

みんなで声援を送った。

「位置について。よーい。どん!」

みんな一斉に走り出した。


紙を取り、読んでる。浩介くんがこっちに向かってくる。

私に向かってきた。

私をお姫様だっこして走る。

「な、なんで?!」

「理由は後で。それにしても重いな。」

「もう!」

「冗談、冗談。」

「ゴール!1位は一年生の渡辺浩介!」

フィールドにアナウンスが響きわたった。
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