運命の恋
『そうだわ。ジェイド様、何か私にお話でも?』
「えっ?」
『お会いしたかった、と言っていたので。』
何だか急に黙り込んでしまったジェイドにローズは首を傾げ、ジャスパーに目線を送る。
「ジェイド、黙ったままだとローズが困ってしまうよ。男なら男らしく言ったらどうだ。時間がないんだから。」
「あぁ、分かってる…
ジャスパー、悪いが席を外してもらえないか?」
ジェイドが真剣な顔つきでジャスパーに話しかける。
「はいはい。お邪魔虫は退散するよ。庭にいるから終わったら声をかけて。
じゃぁ、ローズ。ジェイドの事よろしくね。」
『?はい。』
ジャスパーはローズに軽く手を振り客間を出ていった。