運命の恋




コンコン

ガチャ


扉を叩く音がしたと思うと、すぐに扉が開いた。


「もう大丈夫かな?」


部屋に入ってきたのはジャスパーさんだった。


「あぁ、大丈夫だ。」


ジャスパーはジェイドの顔と態度を見て

「うまくまとまったみたいだね。おめでとうローズ。」


『え、あっ、ありがとう―…』


何だか他人に言われると恥ずかしいわ。


「ジェイドはローズのご両親に会うつもりなの?」

「あぁ、会ってちゃんと認めて貰わなきゃならないだろ。」


ジェイドの答えを聞いたジャスパーは


「ご両親に会う前にコーラルに会った方がいいかも。」


『お姉様にですか?』


普通ならお父様達からだと思うけど…




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