運命の恋




しばらくして、また扉がノックされた。


―――…コンコン



「コーラル様をお連れしました。」


『どうぞ。』



―…カチャ




「ローズ〜!」


部屋に入ってくるなり、コーラルはローズに抱き着く。


「今日ローズに似合う洋服買ってきたのよ!」


『お姉様、ありがとう。



お姉様、お客様がお見えになってるの。』


だから落ち着いて、とローズ言うと。


「あら、気づかなかったわ。ごめんなさいね。」




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