運命の恋
「で、ジャスパーのお隣りの方は誰かしら?見たことない人ね。」
『お姉様、あの方はオニキス王国の第一王子、ジェイドさん。
それでね……―今日から私とお付き合いしてる方よ。』
すると、今度はジェイドさんが
「初めまして、ジェイド・モルダバイトです。ローズさんとお付き合いさせていただいています。
よろしくお願いしますね、義姉さん。」
笑顔でジェイドさんが言うと反対にお姉様は
「義姉さん?……
まぁ、いいわ。
ローズと付き合ってるって言ってたけど、本気?貴方は一国の王子、ローズも一国のお姫様―――…親が決めた婚約者だっているんじゃない?」
妹を取られまいと強気のコーラル。