運命の恋
出会い ジェイドSIDE
ジェイド・モルダバイト
ラリマー王国の隣国、オニキス王国の第一王子。
今日は親友のジャスパーの妹のバースデイパーティーに招待されラリマー王国まで足を運んだ。
案内された家は立派な家…というよりは城だな。
ジャスパーの父親は地主って言ってたからな…
門の中に入り少し進むと、前からジャスパーが軽く手を挙げ歩いてくる。
「ジェイド!悪いね遠くまで足を運ばせて。」
「いや、構わないよ。久しぶりにラリマー王国の美女と遊びたかった所だったしね。」
「まだ治ってなかったのか、その遊び人は…」
呆れたようなジャスパーにジェイドは悪びれた様子もなく
「遊びじゃないさ。その時は本気で彼女達を愛してる。」
だから尚更たちが悪いとジャスパーは苦笑いした。