運命の恋




「その遊び人をなぜ、妹のバースデイパーティーに招待した?もしかしたら大事な妹に手をだすかもしれないのに。」


ニヤっと笑いながらジェイドはジャスパーをからかう。




「僕も気乗りしなかったんだけどねぇ…前に一度君の話をしたらガーネットが是非会ってみたいと言い出してね。」

言い出したら聞かないんだよ……と苦笑いしながらパーティー会場まで案内するジャスパー。




案内された会場にはすでに大勢の人がいた。


「すごいな。」


「父がいろんな人を呼ぶからね。ガーネットも怒ってたよ。」



ジャスパーは近くにいたメイドからシャンパンの入ったグラスを二つ受け取り、一つをジェイドに渡した。


「あぁ、ありがとう。


ところで今日の主役はどこかな?挨拶したいんだけど…」


「ガーネットなら―――…――いたいた。」

ジャスパーの目線の先には淡い水色のドレスに身を包んだガーネット。



すると
兄に気づいたガーネットが二人に駆け寄ってくる。




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