real love 今。



あたしは未だに自分のチャリを探す翔大のもとへ走った。



「あれ、山中っ?」


携帯のライトで側にあるチャリを照らす翔大は、携帯をこちらに向けて確認。


ここにいるあたしにびっくりしてる顔だった。


「さっき…ありがとね翔大」


「え?…おぉ」


微妙な返事に顔をしかめる。


…て、え?


「もしかして照れた?」

半信半疑で聞いてみる。

「…うるさいな。
らしくないことゆうからさっ」



思う以上に可愛い反応を返してくれる翔大。


きゅーんって、聞こえるくらい、あたしの胸は反応してたと思う。







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