天国からのメール
「綾も見てるかな……」


「……あ?」


急に、竜太の目つきが変わる。


「あ、大丈夫だって!もうそんなことでミスったりしねぇよ。信じろって言ってんだろ」


慌てる聡。


「そうか?なら、いいけど……」


「なぁ、それより飯、行かねぇか?一階にバイキングがあるらしいぞ」


「お、いいね」


部屋を出た二人は、一階のバイキングへ向かった。


そこには、慎一、和樹がすでにいた。


「おう。聡たちもか?」


「おう、一緒に食おうぜ」


食べている最中、綾にメールを送った。


『最近綾とメールしてるから……つい口に出しちゃったよ。』


『バカ。でも、本当にキレイだったね。私も、見てたよ。』


そのメールを見て、嬉しくなる聡。


まるで、綾と旅行にでも来ているかのような気分になった。


四人は食べ終わると、大浴場に向かった。


「あーあ、混浴ねぇの?」


竜太が言う。


「バカヤロー、あるかそんなもん」


飽きれて和樹が言う。風呂から上がると、再びそれぞれの部屋に戻る四人。


聡と竜太は部屋に入ると、布団に転がった。


時刻は、午後の十時を回っていた。


「明日の為に……今日は、そろそろ寝るか?」


「そうするか」


電気を消す竜太。


「なぁ……」


「うん?」
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