天国からのメール
その言葉に、少し微妙な表情を浮かべる二人。
「十六番……?」
「中途半端だな……」
「なんだよ、オハコって言うじゃねぇかよ」
「それ、十八番だよ」
「うるせぇ、何番だっていいじゃねぇか!」
そのとき、慎一が戻ってくる。
「あ、竜太、おかえり。何番だったの?」
「十六番だよ」
「え、微妙……一番のが、まだよかったよ」
「うるせぇ、うるせぇ!」
と、慎一の頭をポカンと叩く竜太。
「痛いよ」
慎一が叩かれた頭を撫でていると、スタッフの人が再び入ってきた。
「全てのバンドの順番が決まりました。こちらが、順番です。間違いないか、ご確認ください」
と言って、一枚の白い紙を竜太に渡す。
竜太は受け取ると、すぐに確認した。
「はい、間違いないです」
「では、まもなく一組目の本番です。WORLD LINE様のお席は、一階の十列目になっています。座席の後ろに『WORLD LINE』と張り紙を貼っているので、すぐにわかると思います。では、失礼します」
そう一礼すると、スタッフは控え室を出た。
「どうする?見に行く?」
慎一が聞く。
「そうだな、とりあえず行こうぜ。ここに居ても、やることねぇし」
竜太の言葉に、三人も賛同する。
四人は控え室を出ると、客席に向かった。
中は、すでに暗転している。まもなく始まるのであろう。
「十六番……?」
「中途半端だな……」
「なんだよ、オハコって言うじゃねぇかよ」
「それ、十八番だよ」
「うるせぇ、何番だっていいじゃねぇか!」
そのとき、慎一が戻ってくる。
「あ、竜太、おかえり。何番だったの?」
「十六番だよ」
「え、微妙……一番のが、まだよかったよ」
「うるせぇ、うるせぇ!」
と、慎一の頭をポカンと叩く竜太。
「痛いよ」
慎一が叩かれた頭を撫でていると、スタッフの人が再び入ってきた。
「全てのバンドの順番が決まりました。こちらが、順番です。間違いないか、ご確認ください」
と言って、一枚の白い紙を竜太に渡す。
竜太は受け取ると、すぐに確認した。
「はい、間違いないです」
「では、まもなく一組目の本番です。WORLD LINE様のお席は、一階の十列目になっています。座席の後ろに『WORLD LINE』と張り紙を貼っているので、すぐにわかると思います。では、失礼します」
そう一礼すると、スタッフは控え室を出た。
「どうする?見に行く?」
慎一が聞く。
「そうだな、とりあえず行こうぜ。ここに居ても、やることねぇし」
竜太の言葉に、三人も賛同する。
四人は控え室を出ると、客席に向かった。
中は、すでに暗転している。まもなく始まるのであろう。