天国からのメール
「いいか、ここで慎一と和樹がジャンプだ」
「慎一、あんまりピコピコ跳ねんなよ」
「竜太、絶対ステージから落ちるなよ」
少し空弾きで、本番を意識して演奏を始める。
軽く歌う竜太。そのとき、控え室の扉がコンコンと鳴った。
「WORLD LINE様。そろそろ、スタンバイお願いします」
スタッフの言葉で、四人はステージ裏へ向かう。
セッティングを終えると、深呼吸する。
「いよいよだな」
「あぁ」
「大丈夫、俺たちは、やれる」
「もちろん」
四人は口々に言う。そのとき、表からMCの声が聞こえる。
「それでは十六組目、WORLD LINE!」
「行くぞ!」
叫ぶ竜太。それに「おう!」と答える三人。
ステージが反転し、登場するメンバー。
客席からはよく見えなかったが、ステージに立つと客の多さにすごい威圧感を感じる。
緊張する。ゆっくりとメンバーを確認する竜太。
確認を終えると、聡がスティックカウントを取る。
「ワン、ツー、スリー、フォー!」
それと同時に、曲が始まる。
その瞬間、さっきまでの緊張が吹き飛んだ。
気持ちいい。
こんなに大勢の人が、俺たちを見ている。
曲を聴いてくれてる。
それが、ここまで気持ちいいものなのか……
気持ち良過ぎて、涙が出そうだ……
聡は、そう思った。
あっという間に曲が終わった。
「ありがとうございます!」
「慎一、あんまりピコピコ跳ねんなよ」
「竜太、絶対ステージから落ちるなよ」
少し空弾きで、本番を意識して演奏を始める。
軽く歌う竜太。そのとき、控え室の扉がコンコンと鳴った。
「WORLD LINE様。そろそろ、スタンバイお願いします」
スタッフの言葉で、四人はステージ裏へ向かう。
セッティングを終えると、深呼吸する。
「いよいよだな」
「あぁ」
「大丈夫、俺たちは、やれる」
「もちろん」
四人は口々に言う。そのとき、表からMCの声が聞こえる。
「それでは十六組目、WORLD LINE!」
「行くぞ!」
叫ぶ竜太。それに「おう!」と答える三人。
ステージが反転し、登場するメンバー。
客席からはよく見えなかったが、ステージに立つと客の多さにすごい威圧感を感じる。
緊張する。ゆっくりとメンバーを確認する竜太。
確認を終えると、聡がスティックカウントを取る。
「ワン、ツー、スリー、フォー!」
それと同時に、曲が始まる。
その瞬間、さっきまでの緊張が吹き飛んだ。
気持ちいい。
こんなに大勢の人が、俺たちを見ている。
曲を聴いてくれてる。
それが、ここまで気持ちいいものなのか……
気持ち良過ぎて、涙が出そうだ……
聡は、そう思った。
あっという間に曲が終わった。
「ありがとうございます!」