天国からのメール
『そうだね。』
『綾……綾がメールしてくれなかったら、俺はここまで頑張れなかったと思う。本当にありがとう。』
『私も、聡とメールできて本当に幸せだった。』
再び、時計の針を見る聡。五時二十分。
『綾……一通、綾のメールを保存したい。最後に一通だけ、長文のメールを作って。』
『わかった。じゃあ、聡もちょうだい。』
そう送ると、聡はメールを打ち始めた。
涙で液晶が歪む。手が震えてくる。
それでも聡は、笑顔でメールを完成させた。
『綾へ
えっと、何から言ったらいいのか……とりあえず、ごめん。最初メールくれたとき、疑っちゃって……そして、ありがとう。いっぱい、綾にアドバイスもらって……助けてくれて、本当にありがとう。見て、綾。俺は、笑ってるよ。今も、これからもずっと綾が近くにいてくれてると思うと、幸せでずっと笑顔でいられます。そして何より……もう会話できないと思ってた綾と、もう一度話せたことが幸せです。あ、そうそう、こないだ、綾と一緒にやった占いの婆さんに会ったんだよ。あの婆さん、良いことがあるって言ってた。本当に良いことがあったよ。また、綾とメールができた。これからもずっと、俺のそばにいて、見守ってください。天国でも、元気でね。』
送信すると、涙がこぼれた。
唇の震えが止まらなかった。
『綾……綾がメールしてくれなかったら、俺はここまで頑張れなかったと思う。本当にありがとう。』
『私も、聡とメールできて本当に幸せだった。』
再び、時計の針を見る聡。五時二十分。
『綾……一通、綾のメールを保存したい。最後に一通だけ、長文のメールを作って。』
『わかった。じゃあ、聡もちょうだい。』
そう送ると、聡はメールを打ち始めた。
涙で液晶が歪む。手が震えてくる。
それでも聡は、笑顔でメールを完成させた。
『綾へ
えっと、何から言ったらいいのか……とりあえず、ごめん。最初メールくれたとき、疑っちゃって……そして、ありがとう。いっぱい、綾にアドバイスもらって……助けてくれて、本当にありがとう。見て、綾。俺は、笑ってるよ。今も、これからもずっと綾が近くにいてくれてると思うと、幸せでずっと笑顔でいられます。そして何より……もう会話できないと思ってた綾と、もう一度話せたことが幸せです。あ、そうそう、こないだ、綾と一緒にやった占いの婆さんに会ったんだよ。あの婆さん、良いことがあるって言ってた。本当に良いことがあったよ。また、綾とメールができた。これからもずっと、俺のそばにいて、見守ってください。天国でも、元気でね。』
送信すると、涙がこぼれた。
唇の震えが止まらなかった。