天国からのメール
異変
聡が目を覚ますと、もう正午を回っていた。
この日の練習は3時〜9時の6時間、明日に向けての猛練習だ。
聡は布団から起き上がると、携帯電話を開いた。
『新着メール0件』
昨日のいたずらメールはなかった。おそらく、もう飽きたのだろう。
「一体誰だったんだ、昨日のいたずらメールは……」
そう呟き、携帯電話をポケットに入れて一階に降りた。
「おはよう」
ソファーに座る聡子に、頭を掻きながらの挨拶。
「おはようって、もうお昼よ?」
呆れて聡子が返す。
「だって大会は明日だよ?明日の為にたっぷり寝ないと」
「はいはい。明日落ちたら……ちゃんと進路考えるのよ。ご飯、食べるでしょ?」
「うん」
と、食卓に座った。30分程で食事を済ませると、練習までまだ時間があったので近くのコンビニへ漫画本を買いに行くことにした。
家を出た聡は、駅方面へ向かった。
ここからコンビニは5分とかからない位置にある。
コンビニへ着くとコミックが置いてある本棚から一冊本を取り出し、ペラペラとめくって内容を確認した。
三冊目に差し掛かっているとき、聡の背後で声がした。
「聡……君?」
後ろを振り返ると、そこに立っていたのは綾の母だった。
この日の練習は3時〜9時の6時間、明日に向けての猛練習だ。
聡は布団から起き上がると、携帯電話を開いた。
『新着メール0件』
昨日のいたずらメールはなかった。おそらく、もう飽きたのだろう。
「一体誰だったんだ、昨日のいたずらメールは……」
そう呟き、携帯電話をポケットに入れて一階に降りた。
「おはよう」
ソファーに座る聡子に、頭を掻きながらの挨拶。
「おはようって、もうお昼よ?」
呆れて聡子が返す。
「だって大会は明日だよ?明日の為にたっぷり寝ないと」
「はいはい。明日落ちたら……ちゃんと進路考えるのよ。ご飯、食べるでしょ?」
「うん」
と、食卓に座った。30分程で食事を済ませると、練習までまだ時間があったので近くのコンビニへ漫画本を買いに行くことにした。
家を出た聡は、駅方面へ向かった。
ここからコンビニは5分とかからない位置にある。
コンビニへ着くとコミックが置いてある本棚から一冊本を取り出し、ペラペラとめくって内容を確認した。
三冊目に差し掛かっているとき、聡の背後で声がした。
「聡……君?」
後ろを振り返ると、そこに立っていたのは綾の母だった。