好きです、先輩。



翌日。


お昼休み、学校の廊下を歩いているあたし。

これから屋上に向かいます。
今日は先輩来てるかな、なんて。


「あれ?星宮さん?」

突然呼ばれ、後ろを振り向く。


「に、西山先輩!?」

ななな…なんで先輩があたしに声掛けてくれるんだろう。

なんて思いながらも
嬉しさで爆発しそうなあたし。

あ、心臓爆発するかも。


「これから昼?」

「あ、はい。」

「んー…そっか。一緒に食べる?」

………そう、きますか!?
どうしよう…心臓がばっくんばっくん言ってるよう…。


「あ、えーっとぉ…はい。」

「そんじゃ屋上行こう。」

先輩に手を掴まれ、引っ張られるあたし。
ちょっと!先輩!手っ!手ぇえええ!!!


うっぉおおおおお…どうしよおおお!?
緊張で死にそうぅう…。



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