好きです、先輩。



がちがちしながら食べたお弁当は
いつもよりちょっとおいしくて…。


どきどきした…。


風が気持ちいい…。
空をみながらそう思った。


「綺麗だな。」

「へっ!?」

突然のことに驚き、素っ頓狂な声を出してしまう。


「あ、空、空。」

先輩は空を指差して笑う。



ずっと、このままいい。
時間を、止めて。神様。


……なに考えてるんだあたし。


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