好きです、先輩。



6時限目はちゃんと受けよう。
そんなことを思いながら、ぼんやりと空を見ていた。


泣きやんで10分くらい。
もうすぐ5時限目が終わる。



「…はぁ。」


小さくため息をついた。
あやのちゃん、また心配してくれてるのかな。

ごめんね。
2日連続で心配させちゃって。

ごめんね。



―――キーンコーンカーンコーン……。


あ。
5時限目終わったみたい。

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