好きです、先輩。


放課後。


「うーっ、先生の馬鹿ぁー!」

大量の本を持って、階段を上っているあたし。
なんでって…。

帰るぞ!って、教室を出たところで、
これ(本)を持っている先生にぶつかって、本をバラまいちゃって。


…ちくしょー!
先輩が待ってるのに…。


「うぐぐ…重い…。」

先輩、帰っちゃうかな。
帰っちゃうよね。

これから、まだ30分はかかりそうだもんね。


はぁ。


よしっ、早めに終わらせよう!

そう思って、力を入れて勢いよく階段を上がってしまう。

グラッ…

「きゃっ!?」

ドサッ…
階段から後ろ向きに落っこちてしまった。


痛い。
頭が痛い。

目の前真っ暗だ…。
死んだ?

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