好きです、先輩。


「…宮!、星宮さん!」

ん…先輩の声。
目を開けると、大好きな先輩がいた。

「せん……ぱい…?」

「よかった…。」

あれ。
あたし、死んだんじゃなかった…っけ?

「あれ……。」

ここ、階段の踊り場。
あたし、落ちたんだっけ?

あそこから。
ここまで。

…生きてたんだ。

「大丈夫?びっくりした。
星宮さん遅いから、探してたんだ。
そしたら、ここで倒れてるんだから…。

ため息をつく先輩。
それは、あたしへの呆れか。
それとも、安著のため息?


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