好きです、先輩。


まぁ、当然か。

好きですから。



屋上につくと、そこには先輩の姿はない。


「…いないや。」

耳のあたりでツインテールにしてある長い髪を
指先でくるくるする。



そのうちくるよね。

なんて思って、屋上の隅に、
腰かけた。


うさぎちゃんのイラストが描いてある
ピンクのお弁当箱を広げ、さあおひるごはん。


ママが作ってくれた
大好きなお弁当っ!



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