好きです、先輩。
*近づいた距離
夜風が吹く、暗い道。
「大丈夫?寒くない?」
先輩の、甘くて、低い、大好きな声。
「は、はい。大丈夫です。」
ガッチガチにかたまるあたし。
そう、となりを歩いているのは
大好きな、西山先輩!
暗いし、危ないから、送っていく、って…。
断わる暇もなく、決定してたから、
…って、あたし、何してんだ…。
授業さぼって寝てて、
先輩に送ってもらって…。
幸せな日じゃないか…。
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*近づいた距離