弱気な僕と死神娘

「あぁ、そう…それは良かったわね…。」


呆れながら彼女はそう言い放ち、すぐに付け加えた。


「あのねぇ、あんたはこの死神の鎌で心臓貫かれて死んだのよ。」


「で、そうして死んだ者を天国に送るためには…その…ああやってするしかないのよ!」


「そうか…僕を天国に送るための儀式みたいなものだったのか……」


しかし、天国へ行くための手段が死神のキスとは…なんだかなぁ。
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