シャッター
そうするとさらに生徒は興奮してざわつく
ドアがガラリと音をたてて開いて、担任の教師が入ってくる
後ろにはこの学校の制服ではないブレザー、ネクタイをして転校生が入ってくる
その瞬間、生徒の興奮は最高潮に達し、歓声が上がる
男子か、光希はそう思った
転校生は女子だと勝手に想像していた光希は少しがっかりした
教師が教卓の後ろで止まってこちらを見た
転校生の男子生徒もゆっくりこちらを見た
「あ…!」
光希は思わず声を出してしまった
「光希、どうしたの?」
前に座っていた女子にそう聞かれて、光希は慌てて首を横にふった
そうするとその女子は不思議そうな顔をしつつも、前に向き直った
首をふったものの光希は驚いた表情で、その男子生徒を見つめた
その男子生徒は愛想よく笑みを浮かべて、転校初日だというのにまったく緊張していないように見えた
教師がその男子のよこで何か言っているが、光希の耳にはまったく入らなかった
あのクセのある黒髪にあの笑顔は間違いない
昨日光希を追いかけてきた不審者だ
光希は顔が強ばった
嫌な汗がどっとわき出る
ドアがガラリと音をたてて開いて、担任の教師が入ってくる
後ろにはこの学校の制服ではないブレザー、ネクタイをして転校生が入ってくる
その瞬間、生徒の興奮は最高潮に達し、歓声が上がる
男子か、光希はそう思った
転校生は女子だと勝手に想像していた光希は少しがっかりした
教師が教卓の後ろで止まってこちらを見た
転校生の男子生徒もゆっくりこちらを見た
「あ…!」
光希は思わず声を出してしまった
「光希、どうしたの?」
前に座っていた女子にそう聞かれて、光希は慌てて首を横にふった
そうするとその女子は不思議そうな顔をしつつも、前に向き直った
首をふったものの光希は驚いた表情で、その男子生徒を見つめた
その男子生徒は愛想よく笑みを浮かべて、転校初日だというのにまったく緊張していないように見えた
教師がその男子のよこで何か言っているが、光希の耳にはまったく入らなかった
あのクセのある黒髪にあの笑顔は間違いない
昨日光希を追いかけてきた不審者だ
光希は顔が強ばった
嫌な汗がどっとわき出る