シャッター
光希はそのあとも朝飛の席には近寄らないようにした
たまに休み時間に彼の席周辺でどっと笑い声がきこえた
1日見ていて彼はとても気さくで面白い人だとわかったものの、光希はなるべく関わることはしたくなかった
昨日あれだけ不審者扱いしてしまい、きまづくて仕方ない
昼休みころには興奮していたクラスも少しずつおさまり、光希も大分落ち着いてきた
最も長く感じた1日がやっと下校の時間になる
「バイバイー、光希」
友達と挨拶を交わし、教室を出て廊下を歩く
SHRが終わったあとの廊下はいつも通りひどく混雑していた
人と人との間を通りぬけて、ようやく下駄箱までたどり着く
光希が自分の下駄箱に手をかけた時だった
「なぁ、」
隣で少し大袈裟な声で話しかけられ
光希は横を見て、ギョッとする
若松朝飛だ
「な…」
光希はやっと学校が終わって安堵していたところに朝飛が現れたもんだから、すっかり混乱してしまった
そんな光希とは裏腹に朝飛は光希を嬉しそうに見つめた
「なんで避けるねん。ちょっとはこう、話しかけてくれたってええやないか」
光希は思わず顔をひきつらせてしまった
たまに休み時間に彼の席周辺でどっと笑い声がきこえた
1日見ていて彼はとても気さくで面白い人だとわかったものの、光希はなるべく関わることはしたくなかった
昨日あれだけ不審者扱いしてしまい、きまづくて仕方ない
昼休みころには興奮していたクラスも少しずつおさまり、光希も大分落ち着いてきた
最も長く感じた1日がやっと下校の時間になる
「バイバイー、光希」
友達と挨拶を交わし、教室を出て廊下を歩く
SHRが終わったあとの廊下はいつも通りひどく混雑していた
人と人との間を通りぬけて、ようやく下駄箱までたどり着く
光希が自分の下駄箱に手をかけた時だった
「なぁ、」
隣で少し大袈裟な声で話しかけられ
光希は横を見て、ギョッとする
若松朝飛だ
「な…」
光希はやっと学校が終わって安堵していたところに朝飛が現れたもんだから、すっかり混乱してしまった
そんな光希とは裏腹に朝飛は光希を嬉しそうに見つめた
「なんで避けるねん。ちょっとはこう、話しかけてくれたってええやないか」
光希は思わず顔をひきつらせてしまった