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「じゃあこの後、カラオケねっ」





ああ


またか…



はあ、とため息をついてから
財布の中身をチェックする。



よかった

五千円ある



ほっとして 鞄を手に取る。



「夕里子、ほら早く行くよ」


エリに肩を叩かれ、愛想笑いを浮かべる。





あ〜

うざい。


毎日
カラオケカラオケって

何が面白いんだ


エリの音痴な歌なんか
聞きたくないし!



なんて口には出せず…





エリに連れられ
結局今日もカラオケボックスへ向かう。



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