ナンパ男との恋2
あーもう!
頭の中から
輝樹が消えてくれない。
そんな自分に
苛立ちすら感じてしまう。
これが
極限なのだろうか。
たった一週間・・・
されど一週間・・・
私が こうしてる間にも
輝樹は 他の女と会ってるんだろうか。
そんな事を考え始めると
気が狂いそうなくらいな嫉妬心で
心が埋め尽くされていく。
そんな心情の時
携帯にかかってきた電話は
救いそのものだ・・・
相手は・・・・
・・・亮くんだけど。
「もしもし?」
「おー俺 分かる?」
「亮くんでしょ?」
「大当たり~、何してんの?」
「何も・・・」
「暇なら 遊ぼうや」
「でも・・・」
「久保が俺と会うなとか言った?」
「・・・・・」
「けど、どうせ
連絡とってないんでしょ?」
「何で知ってるの?」
「健二に聞いた」
いとこくん・・・・
輝樹が話したんだろうか・・・