ナンパ男との恋2
「え?もしかして
携帯ショップ?」

「うん?」

「どこの・・・?」

よくよく聞いてみたら
百貨店の中にある
携帯ショップで働いているという事が分かり
言われてみれば
携帯に詳しいし・・・

今更 はっきりした職業を聞くなんて どれだけ輝樹の事しか頭になかったんだって 自分でも思うけど・・・

「あ、じゃあ・・・
明日 お願いします」

なんて言って
電話を切ったのはいいけど
考えてみたら
手続きの時
個人情報 完全に丸分かりじゃん・・・


・・・・まぁ、いっか。


悪い人じゃないって事は
十分 この数日で分かってるし・・


何よりも・・・

番号変えれば
もう、
着信がある度に
輝樹かも・・・
なんて
期待なんてしなくなるわけだし・・・

少しでも・・・

心が軽くなるように
自分自身でできる事は
しておきたい。


そして・・・

前に進みたい。

< 149 / 295 >

この作品をシェア

pagetop