ナンパ男との恋2
第十二章 それぞれの重要性
翌朝、目が覚めると
隣で寝息をたてている輝樹の姿。

時間を見ると
昼前・・・!?

「て、輝樹っ!」

「んー・・・・?」

「仕事は!?」

平日だから
仕事のはず・・・

「休んだ」

一人 焦った私って・・・

「え・・あ・・そう・・」

そう・・・?じゃなくて!

「私、学校・・・」

「ははは、サボリだな」

笑い事じゃないってば・・・

最近 さぼってばっかのような気する・・

美香とも 全然タイミング合わないし・・・

立ち上がろうとすると
まだ動くたびに 鈍痛がある。




・・・ほんとに最後までしたんだ。


この鈍痛で
実感がわくけれど
何が変わったかって言われると
よく分からない。

エッチすると
不安が消えるとばかり思ってたけれど
そんな事は まったくなくて・・・

むしろ・・・
輝樹にガッカリされたんじゃないかな、とか
私が エッチにこだわってるって事で 嫌々ながらしてくれたんじゃないかな、とか。

そういう不安が
今度はでてきて・・・

結局、

好きな限り
不安は ずっと
つきまとうのかもしれない。 
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