ナンパ男との恋２

「好きにしろ。」



ものすごく
ヤバイ方向に話が
進んでる気がする・・・


「春菜・・・？」

って・・・・
思わず　覗き見してた体が
勝手に足踏み出して
完全に　お母さんと
目が合ってるし・・・

「あ・・・・
ごめん。」

何が　ごめん　なのか
自分で意味分かんないし・・・

「聞いてたの？」

「偶然通りかかって・・・」

「・・・・そう。
そういう事だから
安心しなさい」

いやいや、安心って
全然　安心できないし。

「えーっと・・・
その・・・お父さん・・」

とりあえず、
冷静に・・・
私の事で　もめてほしくない、と
言おうとすると
その言葉を遮るように

「ケガした所は
平気か？」

「あ、うん。
そんな痛くない」

「そうか・・・。」

言うタイミング
完全になくなった・・・

「何か食べなさい。
ほら、座って」

お母さんに言われるがまま
イスに座ると
少し冷めた　スープが出てきた。

「これなら食べれるでしょ」

「うん・・・」

口の中切れて　食べれないって気づいてたんだ・・・・

何か・・・・

親って、

一生　敵わない存在のような気がする。