ナンパ男との恋2
「一人暮らしが心配なら
俺が一緒に暮らします。
だから・・・・
お願いします!」


・・・・?

輝樹・・・・

何か違う気がする・・・。

お母さんも、お父さんも
呆気にとられている。

「ふっ・・・
あははは、ふふふ」

そして、
お母さんが 急に
笑い始めた。

「なっ、笑い事じゃないだろう!」

お父さんが
そんなお母さんの様子に
怒っている。

「だ、だって、ふふふふ」

完全に 笑いが止まらないお母さん・・・・

輝樹も どうすればいいのか分からないらしく
私の方に 目を向けた。

「あははは、ふふ
もう、いいじゃない、お父さん。
許してあげて下さいよ、ね?」

「お前は 何を言ってる?
何で、春菜を
この男と暮らさせないといけないんだ!」

「だって、一人暮らしが
心配なんでしょう?」

「そっ、そんな事だけじゃなく
こんな事が起きると・・・」

「だから、輝樹くんが
一緒に暮らすから
心配ないでしょう?
春菜をこういう目に合わせた
この人も このケガ見れば分かる通り
輝樹くんに十分
罰を受けたわけだし
何を これ以上
反対する必要があるの?」



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