ナンパ男との恋2
幸せだけど・・・
エッチの後の
すべてのエネルギーを使い切ったような、この体の火照りと、ダルさは
やっぱり しんどい・・・・
重い体を引きずりながら
歯磨きをし、
またベッドに戻ると
「なぁ、春菜。
俺さ・・・
言うの忘れてたけど・・」
考え込んだような表情で
そんな事を言われると
胸がザワザワしてしまう・・・
「何・・・?」
「俺さ、明日 仕事だ」
「へ?仕事!?」
「仕事着 どこあるんだっけ?」
仕事着・・・・
えっと・・・
慌てて電気をつけ
クローゼットをあせくると
「あった・・・」
仕事着だけ
分けておいて良かった・・・
「あった?
良かった~
俺、ダンボールに詰めるだけ詰めたけど
どれがどれか分かんねぇから
ちょい焦った。あはは」
私の方が焦るってば・・・・
「何時に起きればいい?」
「んー?
春菜は起きなくていいぞ。
俺 アラームかけるし。」
「でも・・・」
「いいから、な?」
そう言われても
やっぱり、
一緒に暮らし始めたわけだし
ちゃんと起きて
見送りたい・・・・