ナンパ男との恋2
洗濯は・・・
するほどの量じゃないし・・
食器は・・・
ごはん食べてないから
全然洗うほどないし・・・

掃除は・・・
昨日 引っ越したばかりだから
全然散らかってないし・・・

・・・・する事ないじゃん。

気が抜けて
ベッドに寝転んだ。


・・・・・・・・




気が付くと
辺りは オレンジ色に染まり
慌てて飛び起きると

驚いた顔をした輝樹の姿が
隣にあった。

「ビッ・・・びったぁ~!
変な夢でも見たのか?」

「え?え?今何時?
輝樹 いつ帰ってきたの!?」

「今?5時半だけど?」

5時半って事は
4時間くらい寝てたって事・・・

初日から
完全に ダラけた奴じゃん・・・

「ごめっ・・・えっと・・」

慌てて起き上がり
頭の中で整理する。
まずは、ごはん炊いて・・・
その間に おかず作って・・・

ごはん・・・・

最悪だ。肝心のお米買ってないじゃん。

キッチンに立ち尽くす私の様子に
勘が働いたのか
輝樹が歩み寄ってきた。

「米 買うの忘れてたな?」

「ごめん・・・・
買い物行ったのに・・」

「ん?つーか、重いから
春菜一人じゃ無理だろ?
俺が 買ってくれば良かったな・・
じゃあ・・・
今夜は、米買いに行くついでに
めしでも食いに行くか」

初日から
大失態だ・・・





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