ナンパ男との恋2
朝5時、携帯のアラームが鳴り
寝ぼけながらも慌てて止める。

そして、輝樹の様子を
少し眺め・・・
まだまだ ずっと見ていたい気持ちを抑えるように

髪を束ね
キッチンへ向かった。

お母さんに教わったように
1つずつ要領よく作り
お弁当箱に詰めていく。

その合間に
軽く食べれる程度の
朝食も準備していくと
あっという間に
輝樹の携帯のアラームが鳴る時間になってしまった。


「・・あれ、春菜
何してんの?」

少し寝ぼけた様子で
起きてくると
不思議そうな顔だ。

「お弁当と・・
朝ごはん 作ってみた・・」

何か
言うのが照れくさくて
目も合わせられないけど・・

「春菜が?」

「うん・・・
一応、頑張ってみたんだけど」

「マジで?
やっべぇ~
一気に 目覚めた。」

そう言うと
あっという間に
着替えなどを済ませ
簡単に用意していた
小さなおにぎりと
お弁当の残りの卵焼き、サラダを
あっという間にたいらげた。










< 228 / 295 >

この作品をシェア

pagetop