ナンパ男との恋2
そうだよね・・・

もう、卒業まで
あと半年しかないじゃん・・・

先の事なんて
何も考えてなかった。

私は 何がしたいんだろう。

自分のしたい事・・・


・・・・現実逃避したくなってきた。


輝樹、輝樹で
頭の中
輝樹ワールドだった自分が情けない・・・

何の為に
高校行ったんだって
聞かれると
たぶん、答えられない。

何がしたい、
どういう方向にいきたい、

そう考えれば考えるほど

焦る気持ちだけが先走る。



ピンポーンッ


ビッくりした・・・・

慌てて

玄関の扉を開けると
そこには
不安の元凶とも言える

お隣のお姉さん・・・

「遊びきちゃったぁ」

はい・・・?

唖然とする私をよけ
中へ勝手に入っていくお隣さん。

「え?あ、あの・・」

「どっか行くの?」

「いえ・・そうじゃないんですけど・・」

「じゃあ、いいじゃん。
お邪魔しまーす」

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