ナンパ男との恋２

「美香ってば　いつの間に、
って感じなんだけど・・・」

「ほんとはね、
あの別れたって言ってた時から　何回も　より戻そうって言われてたんだけど
ほら、好きなのか分からなくなってたからさ。
で、まぁ・・・・
押しに負けたというか・・・
もう一回　付き合ってみてもいいかなぁなんて　最近思い始めて・・・」

「本当、美香って
秘密主義者だよねぇ？」

「そんな事ないよ？
春菜には　ちゃんと話してる・・っていうか、聞かれたら　ちゃんと答えるし・・」

「聞かれなかったら？」

「う・・・あはっ、
まぁまぁ・・いいじゃないの！
それよりも
春菜の彼氏が
何で手出してこないかっていう原因を追究するべきじゃない？」

「原因を追究って・・・？」

「んー・・・そう聞かれると
すごく困るんだけど・・・
手が早い人が手出さず
１年以上って
ありえないでしょ？」

「それはそうだけど・・・」

「分かった！
こういう時は・・・
ケンちゃんでしょ。」

「前、教えてくれなかったじゃん。
俺からは言えないみたいな感じで言われたし・・」

「その言い方って
かなり　ひっかかるんだよね～
実は　春菜の彼氏
女だったりして？」

だんだん、美香の発想が
飛んできてる気がする・・