ナンパ男との恋2
第七章 理不尽
それでも
観始めると
案外 はまるもので・・・

終わった頃は
もう、夜中の2時になっていた。

「春菜ちゃん
明日、もう今日か・・・ 
何か用事あるの?」

日曜日なのに
用事がないというのも
友達がいない奴だと思われそうだけど・・・

嘘は苦手だ・・・

「ううん。特には・・」

「じゃ、泊まっていけば。
明日 送っていくしさ」

泊まって・・・っていうのは
さすがに 
バカの私でも マズイという事が分かる・・・

「え、でも やっぱ・・
泊まるのは・・・」

「まだ信用できない?」

「そういうんじゃなくて・・・」

信用という言葉を突きつけられると どう言えばいいのか言葉に詰まる・・

「何かあったら
大声出していいしさ」

「え、あ・・・
その・・・」

「その服じゃ
寝にくいでしょ?
俺の貸すよ」

本当・・・・

何で、私は
こうも 自己主張ができないんだろう・・・

つい、こう言ったら
相手が
どう思ってしまうのかって事を考えてしまって
言葉にするまでに
かなりの時間がかかってしまう。

そして・・・・

現状としては
流される事ばかりだ・・・

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