ナンパ男との恋2
「そんなの・・・・
変・・・」

「変?何が?」

「輝樹はさ・・・
女の子がいると
すーぐ、どっか消えて
結局・・・
浮気してるじゃん。
でも、私は
そんな事ないもん・・・」

「ふぅん?ようするに
俺の方が信用ねぇだろって事?」

「・・・・う、ん」

「ははは、今日は
なかなか春菜言うな~」

真剣に言ってるのに
笑われてるし・・・

「なるほどねぇ・・・
んー・・・じゃぁ、
仕方ねぇな?」

考え込んでたように見えたけれど、含み笑いを浮かべてるようにも見える・・・

こういう時は
あまりいい結果にならないのが 今までの経験だ・・・

「仕方ないって・・・
何考えてるの?」

「ん?いや、
また、距離置くか
別れるかしかねぇかなと・・」

ズルイ・・・・

卑怯だ・・・・

「何、それ・・・」

私が、輝樹の事
どれだけ好きか、
別れたくないか知ってるくせに
そういう事言うなんて・・・

本当・・・・

性格悪い・・・・

と思うのに
離れたくないと思う自分が憎くなってきてしまう。


「もういい・・・・
勝手にすれば・・・?」

「は?ちょっ、春菜
おい・・」

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