from you
「俺は八重のことが好きだ」
「でも私は梓が...」
「知ってる。だから俺が梓のことを忘れさせてやる」
「っそんな...」
驚いた
和泉が私のこと好きなんて
「無理だよ」
私は小声で言った
「私は梓が好きなんだもんっ!!和泉のことなんて...」
「そんなの決めつけんなよ」
「絶対に俺のこと好きにさせてやるから」
キーンコーンカーンコーン...
昼休みの終わるチャイムが鳴る
和泉は私から離れ、何も言わずに屋上から去ってしまった