from you
「なんだよ今の...」
やっぱり...
やっぱり八重は梓のことが好きなんだ
でも和泉くんは八重のことが...
ガチャン
扉の開く音...
「和泉...」
「和泉くん...」
私たちの声がはもった
「っ梓...」
和泉くんの小さい声
「なぁ梓、今の聞いた??あれが八重の本音だよ」
「あぁ聞いた」
「八重は今でもお前のことを思ってんだよ...」
今でも??
「中3の春から...ずっと、裏切られたはずなのに今でも梓のことが好きなんだよ!!」
中3の春...??
私は梓の顔を見た
梓は...
辛そうな顔をして下を向いていた
「もうそろそろで時間だね...。りせは、帰り教室でまってて...、話したいことがある...」
そう梓は言って先に教室へ行ってしまった