from you

「誰、その男」

俺の知らない男子が灰谷に聞く


「聞いて驚けっ、私の彼氏だ!!」

灰谷の口調的に親しい仲だと思った

その男が和泉


和泉は少し不貞腐れたような顔で

「あっそ」
とだけ呟き、先に帰ってしまった

「よく分かんないやつ...」

灰谷が呟く


「梓くん、帰ろ」

灰谷が振り向いた


「あぁ、帰ろか」


こうして俺たちは歩き出した



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