青空。
私は順さんの発言にびっくりしてしまった


「順さん、今のはひどいですよ、順さんが気に入らないからって、はっきり店員さんに言う必要は無いじゃないですか!」


「うるせ~なぁ…気に入らねぇもんは、仕方ねぇだろ?飯が来たらさっさと食べて帰るぞ!イライラするわマジで…」

何?この口調…会社での順さんとは違う……明らかに怒ってる?
でもさっきの発言は間違ってる…
「順さん、いくらなんでもさっきの発言は店員さんにたいして失礼ですよ…あとで店員さんに謝って下さいね」


「あ゛?はいはいわかりましたよ志保ちゃん…」

めんどくさそうに返事をする順さん…
食事が運ばれてきて、私達は気まずい雰囲気の中、食事をした



幸宏さんが来て、お水のおかわりを聞いてきたのでお願いした後に、順さんに再び話しをした


「順さんさっきの事、あの店員さんに謝って下さいね」

「わかったよ!!謝れば良いんだろ?うっせ~な!!」
イラついた口調で順さんは答えた
なんでそんなに怒るの?悪いのは順さんなのに…



幸宏さんがおかわりのお水を持って来た時に、順さんは幸宏さんに話し出した

「店員さん…さっき言った事は謝るよ…悪かったな」

「いえ、気にしてないので大丈夫ですよ」

笑顔で答える幸宏さん、良かった怒ってない
順さんが続けて話す

「そうかい、そりゃあ良かった~怒ってないみたいでよ…」

「そんな事で怒っていたら、この仕事は勤まりませんよ」

お水をテーブルに置き幸宏さんは言った
やっぱり幸宏さんは素敵な人だ


「あんたは、良い奴なんだな?そういえば、あんた言いたい事があんだけど…」

「なんですか?」

順さんは立ち上がり、今幸宏さんが運んで来た2人分の水を幸宏さんの頭にかけた


「この店の水はまずいな、俺に合わねえからてめえにくれてやるよ!!」

そう怒鳴る順さん…
嘘!?あの、会社では優しい順さんがこんな事するなんて…



私は初めて順さん本当の姿を知ってしまった


ついこの前まで私はこの男に恋をしてたなんて…最低だよ……


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